Kindle Unlimitedで読みました。
舞台はどこかの大手予備校(モデルはSAPIX?)の6年生の成績が一番下のクラス、主人公はそのクラスを担当する塾講師の先生。前半はそのクラスの日常の授業の様子、クライマックスは2月初旬の受験本番。…という中学受験のリアルを描いた小説。
読み終えてから少し調べたところ、筆者は実際の塾の講師の方で、もともとはどこかのブログに連載されていたそうです。授業風景の描写における細かいエピソードを含めて、あのリアルさは”中の人”ならではと納得しました。*1
ラストは賛否両論あるようですが、わたしは好きです。登場するある生徒さんにあやかりたい…とつい思ってしまう伴走母なのでした(長男は全く違うタイプです、念の為)。
*1:”二月の勝者”はきっと綿密な取材をもとに描かれていますよね。創作者の方々の力にはいつも敬服します。