フルタイムで働く母の受験伴走雑記

2023年長男中学受験・2024年長女大学受験の伴走雑記

【参考図書】”数学の勉強法をはじめからていねいに”

私立一貫校に通う長女が中学3年生になり、勉強の難易度がグッと上がったことから、勉強法についての相談を受けました。マイペースな中堅?女子校ですが、数学の教科書は”体系数学”を使用し、すでに高校生の内容に入っているのはさすがです。

そのようなわけで最近は中学受験のみならず、中学生や高校生向け、また大学受験に向けた勉強法の書籍を読んでいます。

志田晶”数学の勉強法をはじめからていねいに”は長女のために読んだうちの一冊です。高校生向けの書籍ですが、中学受験生の算数にも通じるものがあると感じました。

目次の紹介

第1講 数学ができるって何だろう

第2講 確率型分野の勉強法

第3講 微積分型分野の勉強法

第4講 証明問題・整数の勉強法

第5講 センター試験・2次試験の勉強法

第6講 参考書・問題集の選び方、使い方

第7講 社会に出てから役に立つ数学を身につけよう

概要

第1講では、”数学のできるひと”=”○○○○力のあるひと”という定義がされ、○○○○力を身につけるプロセスが紹介されます。おそらく中学受験算数の成績上位のお子さんや数学が得意な方はこの力を身につけているのだとあらためて思いました。

第2講〜第4講はそれぞれの分野ごとの特徴と勉強法が具体的実践的に書かれており、中学受験の算数の単元と対比してみると、それぞれの単元の特徴が理解できました。

第5講〜第6講は実践的なテスト対策の内容で、第6講で述べられている勉強法を実践できたら、中高生の数学の成績は安定するでしょう。

そして第7講。微分や積分、ベクトルがイコール数学なのではなく、”合理的判断力を身につけること”が”数学”であるとまとめられており、しびれました。

勉強法の書籍は読んだだけではダメなことは言うまでもありません。長女に紹介して、ひとつでも実践してほしいなと願います。

親が勉強法を研究してどうするのかと自問自答することもありますが(苦笑)、折に触れて子どもたちに伝えるためには役に立ちます。

 

内容は漫画形式なので、さらっと読めます。漫画とは思えない内容の濃さでした。

同じシリーズに出口汪先生の”現代文の勉強法をはじめからていねいに”があり、実は先に読んだのはこちらでした。内容は出口先生の他の著作と重なりますが、よりコンパクトにまとめられいて大変勉強になりました。 

現代文の勉強法をはじめからていねいに (東進ブックス TOSHIN COMICS)

現代文の勉強法をはじめからていねいに (東進ブックス TOSHIN COMICS)

  • 作者:出口汪
  • 発売日: 2014/12/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)