フルタイムで働く母の受験伴走雑記

2023年長男中学受験・2024年長女大学受験の伴走雑記

【参考図書】"共働きだからできる 中学受験必勝法!"

西村則廉氏の”共働きだからできる 中学受験必勝法!---やるべきこと、やってはいけないこと55”(2018,あさ出版)を何度目かの再読をしました。

目次の紹介

第1章 共働き家庭の中学受験は親の”覚悟”が大事

第2章 "親の役割”を理解し、全うすることから始まる

第3章 中学受験期に親がやるべきこと、やってはいけないこと

第4章 共働きだからこその塾、家庭教師の選び方、付き合い方

第5章 試験に強い頭をつくるために親が子どもにしてあげられること

第6章 難関校合格を確実にする共働き流タイムスケジュールの作り方

第7章 共働き家庭流子どもに合った中学校の選び方、見極め方

参考になる対象

当事者としては”共働き”と一言でいっても、自営/外勤、パートタイム/フルタイム、残業なし/あり、リモートワーク可/不可、通勤至近/遠方でも大きく異なるので、括り自体が乱暴というか、雑に感じるのですが、ただ要は受験勉強のサポートが手厚くすることが難しい場合の中学受験サポートをどのように行うか、というのが本書のテーマです。だから、片働きであっても下の子が小さくて(または病弱で)上の子の勉強サポートにまわすキャパシティがないご家庭には参考になります。共働きであっても両親でサポートを分担できたり、父親がメインでサポート担当になる場合などは本書のターゲットには当てはまりません。

ざっくりひとこと

本書の内容をひとことでまとめるなら、”使えるものは祖父母でもなんでも使って、子どもにはなるべく自立させて、親(特に母親)の第一の役割は子どもの気持ちに寄り添うこと”になるでしょうか。

とても大雑把なまとめなので、興味をもたれた方はぜひご一読ください。

 

パートナーチェンジ後日談

SAPIXに退会届を出したあと、わたし自身のなかで理屈は納得していても、感情的にわきあがる瞬間が幾度もありました。親子ともにSAPIXの先生方やスタッフの方は好きでしたので、なおさらです。SAPIXに3年次から通塾を決めたのも親なら、今回のパートナチェンジを決めたのも親です。本人を振り回してしまったことに、夜も眠れないほど落ち込みました。

ただ、最近、この選択で正しかったのだと心の底から思えるようになり、ようやく感情的にも吹っ切ることができました。きっかけのひとつが本書の再読です。

そして長男の様子も、もともと自立心が強く”自分でできることは自分でやりたい”のに、SAPIXの4年次の授業が開始してから3年次には不要だった母親のサポートが必要になり、特にコロナ禍で全面的に親塾となり、急に”子ども”に戻ってしまったことが歯がゆかったのだと思います。いまはまた3年次のときのように前向きに自ら勉強に取り組んでいます(やる気の波はあります、もちろん)。

うまちゃん先生が先日こんなツイートをされていました。我が家の数ヶ月にわたる悩みもまさしくこれ(家庭と塾と目標)だったのでした。