フルタイムで働く母の受験伴走雑記

2023年長男中学受験・2024年長女大学受験の伴走雑記

休講期間の家庭学習-スタディサプリの活用-【4年4月時点】

SAPIXでは春期講習5日間のうち後半の3日間+通常授業1回が対面授業で行われたあと、4月7日から(我が家は07の2回目から)再び休講となりました。現時点では4月中の休講のみが通知されていますが、どう考えても連休明けの再開は困難で、学校も塾も9月から再開できれば幸運、状況如何では今年度いっぱいは通常再開は困難なのでは、来春の再開は果たして、という可能性もよぎります。全く先が読めない状況のため、ある程度は覚悟しつつ、個人も組織も柔軟な発想と臨機応変な対応が求められます。

たとえ今年度中の学校再開が困難であっても私立中学を含めて各学校は入学試験を行うでしょうし、もしかするとリモート入試という選択肢も出てくるのかもしれません*1。長女の学校も含めてオンライン授業の取り組みを開始している学校も増えつつあり、新型コロナウイルスという”黒船”により、いずれにせよ教育のあり方が変わっていくことに期待します。

教育のあり方どころか、社会の価値観自体が変わりつつある現状において、中学受験勉強をどうするのかという命題を、唐突に突きつけられてしまいました。

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早稲田アカデミーや個別指導塾、家庭教師、小規模な塾等が、それぞれに手探りながらもオンラインで双方向の授業を展開しているのに対して、SAPIXはテキスト郵送+ポイント解説動画配信という対応で、出遅れた感が否めません。5月連休明けには、”おお!!さすがはSAPIX!!”と保護者からの評価が一転するような打開策が発表されることを密かに期待しています(難しそうだけど)。

率直なところ、我が家ではSAPIXにこだわる理由を失っています。長男のタイプとして、他のやり方でも十分に目的を達成できると思います。それでも当面はSAPIXを継続することにした理由は、学校の休校に加えての転塾は本人のストレスを増やし、負担が大きいだろうと思うからです。

SAPIXの授業が通常どおりなら、敷かれたレールに沿ってついていけばよいだけですが、ポイント解説動画だけではそうも行かず。本人と話し合って決めた4月の家庭学習はこんな感じです。

国語:SAPIX準拠(ポイント解説動画+テキスト。漢字に重点的に取り組みたい…)

社会:SAPIX準拠(動画配信を待てず、テキストだけで進めてます)

算数:SAPIXの単元に沿って、スタディサプリで学び、SAPIXのテキストで演習。

理科:SAPIXの単元に沿って、スタディサプリで学び、SAPIXのテキストで演習。

 

今回の臨時休講中の最大の発見が、スタディサプリは使える!!ということでした。スタディサプリは、月額固定で小学4年生〜大学受験、資格試験講座まで全ての講座を無年齢制で視聴可能です。小学生向けは4教科、それぞれ基礎編と応用編に別れており、応用編は中学受験に対応しています。例えば、算数の41B08和差算は小学4年の応用編に”第7講 和差算”の単元があります。理科の43007の”燃えるろうそく”も小学4年の応用編に”第7講 ろうそくの炎をみつめよう”があり、SAPIXのテキストの7〜8割はカバーされています(残りの3〜2割も他の回で扱われていますが、そこまで追いかけるのは手間なので、不足分はSAPIXテキストを読むことで補足しています)。

同じことを考える方は多いようで、スタディサプリのテキストが売切続出のようですが、講座にはPDFが掲載されているので、必要箇所だけ印刷すれば無問題です。

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現状、SAPIXのポイント解説動画をまともに見ているのは国語だけで、なんて高額な問題集なのか!?と思わないこともないのですが、長男がやりやすいように進めるのが一番重要なので、当面はこんな感じで取り組むつもりです。ただでさえ試行錯誤を重ねる伴走母の混迷の試行錯誤はまだまだ続きます。

 

 ↓いまこそ長男に読んでほしいです。

 

↓長女にはぜひこちらを。

ロウソクの科学 (岩波文庫)

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*1:リモート入試では当然設問も大きく変化し、大学入試から徐々に論文試験みたいになるのではと想像したり。そうなると中学入試も大幅に変わっていくでしょう。