フルタイムで働く母の受験伴走雑記

2023年長男中学受験・2024年長女大学受験の伴走雑記

模試デビュー【4年1月現在】

2021年1月11日に志望校判定テストを受けました。塾の必須テスト以外の模試は初参加です。

参加の目的は、第一に2年後の本番への意識とスケジュール感を親子で高めること、第二に範囲特定ナシのテストで4年生の苦手単元を把握すること、第三に今年度は非常に貴重な実際の中学校に立ち入れる機会を得ることです。

会場は無事に希望通りの中学校になり、説明会はないものの学校のパンフレットを配布してくださり、ありがたかったです。どうでも良い余談ですが、パンフレットをいただくときに立っていらした学校の方にお礼を伝えて一礼したところ先方からもお礼の言葉をいただき恐縮しましたが、他の保護者の多くは無言で持っていかれることにビックリしました。模試会場や入試会場への自動車での送迎や路上駐車、塾の送迎時の迷惑駐車など、中学受験界隈の保護者のマナーは3年前の長女の時より低下しているように思えてなりません。他人はともかく、我が家はそのようなことがないように一層留意しようと固く決意しました。

当日は冷え込みが厳しく、我が家の半袖半ズボンボーイが“寒い寒い“というので、ショールを貸したり温かい飲み物を持たせたりしましたが、寒い日にはアドバイスを聞いて暖かい服装をしてほしいと切望します。

お気持ちが成績を左右する最大の要因である長男、この寒さとおそらく途中で空腹になる時間帯であることから、行きの時点で大体予想がつきました。ただ実際の結果はその予想よりよかったので、毎日積み重ねているものはきちんと身についていることを実感できました。偏差値的には理科>算数>国語>>社会の順で、比較的得意な社会が空腹のためメタメタな結果となってしまったことが惜しかったです。

寒さ対策と空腹対策が入試時期の課題と本人が体験できただけでも模試デビューした甲斐はありました(どちらも母のアドバイスを受け入れてほしい…)。

年末の個別面談のときに、早稲田アカデミーの先生から“4年生の志望校判定テストは全員が参加するわけではなく不正確なので、判定自体はよくてもわるくても気にしないでください“と言われていたので、志望校は現在の想定受験校を登録しました。四谷大塚のサイトでは、普段の組分テストでも“成績管理“>“公開組み分け合格判定検索“に志望校登録をすると判定を表示することができ、偏差値通りの結果になるので、概ね予想通りの判定となりました。

さて今週末は早稲田アカデミーのカリキュラムテスト、来週末は組分テストとテストが続くので気を緩めず、でもリラックスしてコツコツ勉強を継続します。

 

 ↓Twitterで見かけて購入しました。日本テレビ系の番組“ZIP“のご当地グルメ紹介コーナーが好きで、いつも“(レポーターの)マーティンはいいな〜“とつぶやいている長男は気に入ったようです。コロナ禍が収束してまた旅行に行かれるようになることを切に祈っていますが、まだまだ先は長そうですね…。

おいしい日本地理~まんがでわかる中学地理&ご当地グルメ~
 

 

 

冬期講習が終わりました【4年1月現在】

前半4日間、後半4日間の冬期講習が終わりました。体調を崩すことなく完走できたことにまずなにより感謝します。

冬期講習は1日3時間で、うち1時間は理科または社会、2時間は算数または国語でした。授業は午前中だったので、午後はひとりで午前中の授業の復習と宿題を中心に取り組みました。内容は後期の復習で、重要事項の総ざらいができて助かりました。

冬期講習のテキストのほか、算数は「冬の課題」と「組分テスト対策」のテキストが配布されました。「冬の課題」は取り組む日が先生から指定されたので、その指示に従い取り組んでいます*1

前々回に書いた課題の「繰り返し」を「冬の課題」から開始しました。1回目で間違えた問題はその場で解説を読んで解き直したあと、コピーをとってノートに貼り、数日後に再度挑戦。スムーズに解ける問題もあれば、2回目も苦戦する問題もあり、やはりこれが必要だったのだと遅ればせながら痛感。冬期講習のテキスト自体も、算数以外の教科も、などと欲が出ましたが、あまりボリュームを増やすと本人はもちろん、作るわたしも、負担が大きいので当面は物足りないくらいでよしとしました。

 

 ↓歴史の本というよりとても面白い雑学の本(旧暦と新暦の説明がないのが残念)

日本の歴史366

日本の歴史366

  • 発売日: 2020/10/30
  • メディア: Kindle版
 

*1:評判通り、早稲田アカデミーはテキストの種類が多い…。

新年明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。

2021年がみなさまにとって佳き一年になりますように。

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新型コロナウイルス感染症の再拡大により、緊急事態宣言が再度出されそうな情勢ですが、その場合、入試や受験はどのような扱いになるのだろう、と気が気ではありません。受験学年の保護者のみなさまのご心労はいかほどかと考えただけで胃が痛くなります。中学受験だけでなく、高校入試、大学入試含めて、予定通り入学試験が実施され、お子さまが実力を発揮することができること、そして満開の桜が咲くことを心から祈念しております。

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我が家の長男は、冬季講習前半を無事に終了し、年を越しました。冬期講習前の通塾のない週に算数・理科・社会の総合回を遡って解いたところ、それぞれの教科の課題(弱点)が明確になりました。明らかになった課題を4年生のうちに(組分テストまでに)少しでも強化していくことが当面の目標です。

冬期講習が休みの間も、元日も2日も休まずに算数と漢字をルーチンに、状況に応じて理科や社会も加えつつ学習を継続しています。普通の小学生としては頑張っている方でも、中学受験生としてはゆるいのかなぁと迷いながら、我が家のペースで取り組んでいます。早稲田アカデミーの先生からは手書きコメントありの年賀状をいただき、きちんとお返事を書いていました。

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実は転塾したことにより伴走母の試行錯誤は激減しました。このブログの今後をどうしようか迷ったのですが、具体的な成績については触れないという方針は変えずに、学習の記録を含めて週1回くらいの更新を目指したいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いします。

保護者会と個人面談、そして組分テスト【4年12月現在】

11月の終わりの土曜日に早稲田アカデミーの保護者会(新年度説明会)がありました。オンラインと対面と選択できたので、会場参加しました。会場に来ていたのは10数名だったので、大半の保護者はオンライン参加されていたようです。

 

そして12月に入り、個人面談がありました。直接授業を受け持っていてかつ責任ある立場の先生と(こちらから電話するのではなく)定期的に面談する機会があるのは、保護者にとってやはり大変にありがたいものです。

今回も面談の担当は、長男も大好きなA先生。こちらからお聞きしたい内容はレジュメにして同じ内容を2枚印刷して持参しました。最初に先生から話されたのが、まさしくわたしが最大の課題と認識していることだったので、用意していったレジュメを先生にもお渡しして面談の開始。

その課題とは、間違えた問題の繰り返しができていないこと。テストや宿題で間違えた問題はその場で8割方解き直していますが、いわゆる“回せていない“状態です。そして今回確認したのが、複数あるテストや演習テキストのうちどれをメインに繰り返し解くのが良いかということでした。

逆に言えば、“回せる“ようになると長男の成績はブレイクスルーする可能性があるので、5年生になる前に実践しなくては、と思ったのでした。3年間を全力疾走するのは親子ともに息切れするので、4年生はあえてゆるくしていた側面はありますが、中学受験の学習のメインとなる5年生に向けて少しずつ変えていかなくてはなりません。

その他の面談のトピックは、中学受験において子ども自身に当事者意識を持ってもらうことの難しさ。どうやって小学生に受験勉強という“面倒なこと“に自発的に取り組めるようにするか、というのはなかなかの難問です。これについては、“やればできる“経験を積ませることに尽きるかなと考えています。

12月12日に組分テストがありました。ちょうどテスト時間中に長女の塾候補の説明会があり、テスト会場と往復しました。長女塾候補の説明会では大学入試改革の話を初めてきちんと聞いたので、機会があれば改めてまとめたいと思います。

組分テストの結果は、夏休み前の面談でA先生から提示された現時点の志望校合格のためのひとつの指標を無事にクリアできました。本人の頑張りが報われたことが何より嬉しいです。次回の組分テストは新学年に向けたものなので、 良い状況で5年生を開始できることを願っています。

 

Monoxerで漢字の練習を【4年11月現在】

我が家の長男は(おそらく多くのお子さんと同様に)漢字の書き取り練習が面倒で好きではありません。とはいえ漢字の勉強から逃げてはいられないので、何かないかな〜と探していたところ、見つけたのがMonoxer(モノグサ)という暗記支援アプリ。元々は英語学習用のアプリのようですが、暗記全般に使用可能です。

 

漢字の書き取りの作成方法をご紹介します。

1.Monoxerをインストールし、アカウントを作成します。このアイコンは動物??

apps.apple.com

2.ホームの画面に公式?作成された問題もありますが、中学受験向けはないので、画面下の「作成」を選択します。

3."Create New Book"で”エントリを入力”を選択します。

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4.”基本情報の編集”でタイトルを入力し、完了します。表紙画像登録も可能。

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5.”新規作成”で”+”を選択します。

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6.”エントリの種類”で問題の形式を選択します。漢字の書き取りの場合は、”単語のペア”を選択します。なお穴あき問題は”文章”を選択します。ここの表現がわかりにくいですね。

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7.上段で”単語””日本語”を選択して問題文を入力、下段で”手書き””日本語”を選択して回答を入力します。最後に完了します。

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8.次の問題を入力する場合は、”+”を再度押します。最後に完了をお忘れなく。

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9.作成した問題は”ライブラリ”に登録されています。ライブラリから学習を開始することも、学習計画を立てることも可能です。

 

作成した漢字の書き取りの学習を開始すると、画数ごとの書き始めの位置が示されたり、間違えた漢字はうっすらと表示されてなぞる学習ができたり、無料でここまでの機能が使えるとはすごい時代になったものです(利用データは何に活用されるのかな?)。

なお漢字の止めはねはフォントによって微妙に異なるので、Monoxerのフォントが中学受験に準拠しているか不明ですが、元々は塾向けのアプリのようなのでおそらく大丈夫かと思います。

【参考図書】”数学の勉強法をはじめからていねいに”

私立一貫校に通う長女が中学3年生になり、勉強の難易度がグッと上がったことから、勉強法についての相談を受けました。マイペースな中堅?女子校ですが、数学の教科書は”体系数学”を使用し、すでに高校生の内容に入っているのはさすがです。

そのようなわけで最近は中学受験のみならず、中学生や高校生向け、また大学受験に向けた勉強法の書籍を読んでいます。

志田晶”数学の勉強法をはじめからていねいに”は長女のために読んだうちの一冊です。高校生向けの書籍ですが、中学受験生の算数にも通じるものがあると感じました。

目次の紹介

第1講 数学ができるって何だろう

第2講 確率型分野の勉強法

第3講 微積分型分野の勉強法

第4講 証明問題・整数の勉強法

第5講 センター試験・2次試験の勉強法

第6講 参考書・問題集の選び方、使い方

第7講 社会に出てから役に立つ数学を身につけよう

概要

第1講では、”数学のできるひと”=”○○○○力のあるひと”という定義がされ、○○○○力を身につけるプロセスが紹介されます。おそらく中学受験算数の成績上位のお子さんや数学が得意な方はこの力を身につけているのだとあらためて思いました。

第2講〜第4講はそれぞれの分野ごとの特徴と勉強法が具体的実践的に書かれており、中学受験の算数の単元と対比してみると、それぞれの単元の特徴が理解できました。

第5講〜第6講は実践的なテスト対策の内容で、第6講で述べられている勉強法を実践できたら、中高生の数学の成績は安定するでしょう。

そして第7講。微分や積分、ベクトルがイコール数学なのではなく、”合理的判断力を身につけること”が”数学”であるとまとめられており、しびれました。

勉強法の書籍は読んだだけではダメなことは言うまでもありません。長女に紹介して、ひとつでも実践してほしいなと願います。

親が勉強法を研究してどうするのかと自問自答することもありますが(苦笑)、折に触れて子どもたちに伝えるためには役に立ちます。

 

内容は漫画形式なので、さらっと読めます。漫画とは思えない内容の濃さでした。

同じシリーズに出口汪先生の”現代文の勉強法をはじめからていねいに”があり、実は先に読んだのはこちらでした。内容は出口先生の他の著作と重なりますが、よりコンパクトにまとめられいて大変勉強になりました。 

現代文の勉強法をはじめからていねいに (東進ブックス TOSHIN COMICS)

現代文の勉強法をはじめからていねいに (東進ブックス TOSHIN COMICS)

  • 作者:出口汪
  • 発売日: 2014/12/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

地図帳に見る塾の特徴【4年10月時点】

”ATLAS”はSAPIXの地図帳、”考える社会科地図”は四谷大塚の地図帳です。本人が気にしていなかったので転塾後も”ATLAS”をそのまま使用していたのですが、塾のカリキュラムに授業回と”考える社会科地図”の参照ページが記載されているのを発見したので、やはり購入することにしました。

どちらも中学受験生向けの地図帳なので、基本的には掲載されている内容は同じです。ただ”ATLAS”は成熟度が高く、”考える社会科地図”の方が親しみやすい印象をもちました。その理由はふたつあり、ひとつには前者は各地方の詳しい地図だけが掲載されていますが、後者は詳しい地図の手前に、より重要な内容に絞ったやさしい地図が掲載されていること。ふたつめは、前者は地方ごとの資料が見開き2頁に要点が効率的にまとめられているのに対して、後者は各地方が概ね5頁に整理されており、より丁寧に説明されていることです。

”ATLAS”がストイックなまでに”The勉強”なのに対して、”考える社会科地図”はカラー写真が豊富に掲載されており、眺めているだけでも楽しめます。総頁数は前者が142頁、後者が160頁でした。

どちらがよいということではなく、この地図帳の作りの違いには塾の特徴がよく表れているなぁとしみじみ感じてしまいました。

なお”ATLAS”は発行が帝国書院(装丁が特装なだけで中身は帝国書院の地図帳と同じ?機会あがあったら比べてみたい)、”考える社会科地図”は編集著作者に帝国書院編集部と記載されており、さすがに地図帳は完全オリジナルではないのですね。

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10月初旬に組分テストがあり、初めて全範囲を授業で学んだ組分けとなりました。カリキュラムテストの時点でこれまでとは違う手応えがありましたが、組分けテストでも結果につながりました。記録のために書いておくと、偏差値順では国語>理科>算数>社会でした。どの教科も大きな差はありません。

勉強は本人の課題と親側の整理がついたことで軌道に乗り始めたようです。