フルタイムで働く母の受験伴走雑記

2023年長男中学受験・2024年長女大学受験の伴走雑記

ストレッチゾーンを見極めたい【4年6月時点】

しばらく前に”ストレッチゾーン”という概念を知りました。少し背伸びをすると成長につながるというのは実感することがありますが、そのことに名称があることは初めて知ったのでした。

コンフォートゾーン

コンフォートゾーンは、本人にとって楽に達成できる目標、何もストレスがなく安心できる領域とのことです。居心地がよい代わりに、成長は期待できません。

ストレッチゾーン

ストレッチゾーンは、少し背伸びして挑戦する目標、コンフォートゾーンから出て多少不安やストレスを感じる領域。この状態が一番大きく成長できます。

パニックゾーン

パニックゾーンは、ストレッチゾーンから外れて、高すぎる目標に過度な不安やストレスを感じる領域。目標に挑戦する気持ちがなくなるので、成長はできません。

 

この話を聞いた時、まさしく子どもの学習もこれが重要なのではないか!? と気がついたのでした。子どもの様子を見ながら、ストレッチゾーンの幅を広げていくのが一番学習効率が高くなるのではないかな、と思います。

高すぎる目標でも周囲の大人(特に保護者)の声がけや態度次第ではストレッチゾーンになる可能性もありますよね。逆も然りで、本来なら届く目標も保護者からのプレッシャー次第では過度なストレスになり、挑戦する気持ちを失わせることもありそうです。

中学受験の勉強本でしばしば見かける”簡単に解ける問題と全く手が届かない問題は解き直し不要。解説を読んでわかる問題、もう一度解けば解ける問題を中心に復習すべし”のようなアドバイスにも通じるものがある、かもしれません。

 

もともとは大人の人材育成で用いられる用語で、あまり子どもの勉強の文脈では聞かないですが、個人的には非常に腑に落ちました。本人のストレッチゾーンを見極めながら、幅を広げていくために、伴走母の試行錯誤はまだまだ続きます。

 

なお用語の解説はこのあたりのサイトを参考にしました。

motivation-up.com

jinjibu.jp