フルタイムで働く母の受験伴走雑記

2023年長男中学受験・2024年長女大学受験の伴走雑記

イマドキ中学受験事情

実は、わたし自身も30数年前に中学受験を体験している。ただ当時といまの中学受験は全く別物。

当時は通塾も小学5年生から、国語と算数の二科目受験の学校も多く、1月の前受試験などはなく、2〜3校を受験して終わり、だったと思う。わたしも日能研に通っていたけど、普通に授業に出席して、宿題をやっていくだけだった。いまのわたしと同じくフルタイムで働いていた母が欠かさずお弁当を作ってくれたこと、中学受験をさせてくれたことには心から感謝しているけれど、いまほど親の出番は多くなかったと思う(子ども視点なので、母の視点では異なるかもしれない)。

翻って、イマドキ中学受験。通塾は小学4年生に進級する年、つまり3年生の2月から開始するのが定番で、さらにこの数年で一層の低学年化が進んでいるという。関東の中学入試の科目は国語・算数・社会・理科の4教科が主流、ただし二科目入試や算数一科目入試、公立中高一貫校と同様の適性検査型入試等、多様化はしている*1

小学受験は親の受験、中学受験は親子の受験、高校と大学受験は子どもの受験と言われるようだけど、おそらくもっとも特殊なのが、親の関わり方で、”中学受験は親が9割”なんていう書籍が出ているほど。塾の選択から始まり、スケジュール管理、宿題の進捗把握、弱点補強、テキストや資料の整理、間違えノート作成、そして受験校の選択から併願作戦等々、親のサポートなしには成立しないのがイマドキ中学受験。ただ最近、個人的には、”親が9割”なのは、サポートの多さだけではなく、親の器の大きさや子どもに向き合う姿勢、親の価値観を突き詰められるからではないかな、と思っている。

 

…と書くと、中学受験って大変そう〜と思われそう。でもそれはスポーツでも芸術でも子どもの目標をサポートするときにはどれでも共通している大変さ(と幸せ)だろう。子どもが親から離れて自立する思春期の直前に、子どもの目標の達成のために親子で一致団結して取り組む中学受験は、親として幸せな機会だと思う。

 

↓長女の時に改定前の版を購入。中学受験の全体像が一番わかりやすい。

中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ 新装版 (日経DUALの本)

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  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2019/02/07
  • メディア: 単行本
 

 ↓最初に書店で見かけたときにタイトルのインパクトにのけぞった一冊。最近はことあるごとに読み返しています。

中学受験は親が9割 最新版

中学受験は親が9割 最新版

  • 作者:西村 則康
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2018/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

*1:長女はこの多様化の恩恵を受けて、小学5年生秋に受験する方針を決め、本腰を入れたのは小学6年秋からだったけれど、先行していた英語を生かした戦略により、国語・算数・英語の3科目受験で見事に第一志望に合格した。