フルタイムで働く母の受験伴走雑記

2023年長男中学受験・2024年長女大学受験の伴走雑記

Monoxerで漢字の練習を【4年11月現在】

我が家の長男は(おそらく多くのお子さんと同様に)漢字の書き取り練習が面倒で好きではありません。とはいえ漢字の勉強から逃げてはいられないので、何かないかな〜と探していたところ、見つけたのがMonoxer(モノグサ)という暗記支援アプリ。元々は英語学習用のアプリのようですが、暗記全般に使用可能です。

 

漢字の書き取りの作成方法をご紹介します。

1.Monoxerをインストールし、アカウントを作成します。このアイコンは動物??

apps.apple.com

2.ホームの画面に公式?作成された問題もありますが、中学受験向けはないので、画面下の「作成」を選択します。

3."Create New Book"で”エントリを入力”を選択します。

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4.”基本情報の編集”でタイトルを入力し、完了します。表紙画像登録も可能。

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5.”新規作成”で”+”を選択します。

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6.”エントリの種類”で問題の形式を選択します。漢字の書き取りの場合は、”単語のペア”を選択します。なお穴あき問題は”文章”を選択します。ここの表現がわかりにくいですね。

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7.上段で”単語””日本語”を選択して問題文を入力、下段で”手書き””日本語”を選択して回答を入力します。最後に完了します。

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8.次の問題を入力する場合は、”+”を再度押します。最後に完了をお忘れなく。

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9.作成した問題は”ライブラリ”に登録されています。ライブラリから学習を開始することも、学習計画を立てることも可能です。

 

作成した漢字の書き取りの学習を開始すると、画数ごとの書き始めの位置が示されたり、間違えた漢字はうっすらと表示されてなぞる学習ができたり、無料でここまでの機能が使えるとはすごい時代になったものです(利用データは何に活用されるのかな?)。

なお漢字の止めはねはフォントによって微妙に異なるので、Monoxerのフォントが中学受験に準拠しているか不明ですが、元々は塾向けのアプリのようなのでおそらく大丈夫かと思います。

【参考図書】”数学の勉強法をはじめからていねいに”

私立一貫校に通う長女が中学3年生になり、勉強の難易度がグッと上がったことから、勉強法についての相談を受けました。マイペースな中堅?女子校ですが、数学の教科書は”体系数学”を使用し、すでに高校生の内容に入っているのはさすがです。

そのようなわけで最近は中学受験のみならず、中学生や高校生向け、また大学受験に向けた勉強法の書籍を読んでいます。

志田晶”数学の勉強法をはじめからていねいに”は長女のために読んだうちの一冊です。高校生向けの書籍ですが、中学受験生の算数にも通じるものがあると感じました。

目次の紹介

第1講 数学ができるって何だろう

第2講 確率型分野の勉強法

第3講 微積分型分野の勉強法

第4講 証明問題・整数の勉強法

第5講 センター試験・2次試験の勉強法

第6講 参考書・問題集の選び方、使い方

第7講 社会に出てから役に立つ数学を身につけよう

概要

第1講では、”数学のできるひと”=”○○○○力のあるひと”という定義がされ、○○○○力を身につけるプロセスが紹介されます。おそらく中学受験算数の成績上位のお子さんや数学が得意な方はこの力を身につけているのだとあらためて思いました。

第2講〜第4講はそれぞれの分野ごとの特徴と勉強法が具体的実践的に書かれており、中学受験の算数の単元と対比してみると、それぞれの単元の特徴が理解できました。

第5講〜第6講は実践的なテスト対策の内容で、第6講で述べられている勉強法を実践できたら、中高生の数学の成績は安定するでしょう。

そして第7講。微分や積分、ベクトルがイコール数学なのではなく、”合理的判断力を身につけること”が”数学”であるとまとめられており、しびれました。

勉強法の書籍は読んだだけではダメなことは言うまでもありません。長女に紹介して、ひとつでも実践してほしいなと願います。

親が勉強法を研究してどうするのかと自問自答することもありますが(苦笑)、折に触れて子どもたちに伝えるためには役に立ちます。

 

内容は漫画形式なので、さらっと読めます。漫画とは思えない内容の濃さでした。

同じシリーズに出口汪先生の”現代文の勉強法をはじめからていねいに”があり、実は先に読んだのはこちらでした。内容は出口先生の他の著作と重なりますが、よりコンパクトにまとめられいて大変勉強になりました。 

現代文の勉強法をはじめからていねいに (東進ブックス TOSHIN COMICS)

現代文の勉強法をはじめからていねいに (東進ブックス TOSHIN COMICS)

  • 作者:出口汪
  • 発売日: 2014/12/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

地図帳に見る塾の特徴【4年10月時点】

”ATLAS”はSAPIXの地図帳、”考える社会科地図”は四谷大塚の地図帳です。本人が気にしていなかったので転塾後も”ATLAS”をそのまま使用していたのですが、塾のカリキュラムに授業回と”考える社会科地図”の参照ページが記載されているのを発見したので、やはり購入することにしました。

どちらも中学受験生向けの地図帳なので、基本的には掲載されている内容は同じです。ただ”ATLAS”は成熟度が高く、”考える社会科地図”の方が親しみやすい印象をもちました。その理由はふたつあり、ひとつには前者は各地方の詳しい地図だけが掲載されていますが、後者は詳しい地図の手前に、より重要な内容に絞ったやさしい地図が掲載されていること。ふたつめは、前者は地方ごとの資料が見開き2頁に要点が効率的にまとめられているのに対して、後者は各地方が概ね5頁に整理されており、より丁寧に説明されていることです。

”ATLAS”がストイックなまでに”The勉強”なのに対して、”考える社会科地図”はカラー写真が豊富に掲載されており、眺めているだけでも楽しめます。総頁数は前者が142頁、後者が160頁でした。

どちらがよいということではなく、この地図帳の作りの違いには塾の特徴がよく表れているなぁとしみじみ感じてしまいました。

なお”ATLAS”は発行が帝国書院(装丁が特装なだけで中身は帝国書院の地図帳と同じ?機会あがあったら比べてみたい)、”考える社会科地図”は編集著作者に帝国書院編集部と記載されており、さすがに地図帳は完全オリジナルではないのですね。

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10月初旬に組分テストがあり、初めて全範囲を授業で学んだ組分けとなりました。カリキュラムテストの時点でこれまでとは違う手応えがありましたが、組分けテストでも結果につながりました。記録のために書いておくと、偏差値順では国語>理科>算数>社会でした。どの教科も大きな差はありません。

勉強は本人の課題と親側の整理がついたことで軌道に乗り始めたようです。

4年9月保護者会と暗算アプリ【4年9月時点】

先日塾の保護者会がオンラインにて開催されました。保護者会が土曜に開催されるのは、働く母親にとっては地味にありがたいです。

働き方改革の影響もあるかなと推察しましたが、今年から本部の統率が強化された様子で、校舎独自の講座?は開催不可、保護者会資料も統一文言原則とのことで、先生はちょっと(いや、かなり?)残念そうでした。

内容は、統一文言原則の資料に沿いながらも、当然に所属校舎の状況に即したもので、上半期のテストのコースごとの平均点の推移からわかる各クラスの課題や、下半期での留意点など、非常に参考になるお話ばかりであっという間の一時間でした。全コース合同だったので、他のクラスの様子も少し垣間見ることができました。

印象に残ったのは、”塾で学習すれば「学力」は必ずつきます。偏差値ではありません。「学力」です”というお話と、"4年下半期からは、アクセルを踏みます。親御さんたちは、とにかくお子さんたちの自己肯定感をあげてください。決して下げないでください。我々がサンドバッグになりますから、何かあればお気軽にお電話ください”というお話でした。

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 我が家でもこの数ヶ月のテーマは”子どもたちの自己肯定感をとにかくあげること”で、”指示・小言・否定的な言葉は使わない”ことを目指しています。そして9月からは、次のステップとして”本人の意思を尊重しつつ、それでも結果に結びつくためにやるべきことはやる”を心がけています。”本人の意思を尊重する”と”やるべきことはやる”は、矛盾するように思えて、そのバランスが悩ましかったのですが、最近その答えを得ることができました。

 

↓ Ninimaths 暗算アプリ

最近空き時間に長男と遊んでいる暗算アプリ。無料で広告もなく、四則演算の種類や桁数など出題レベルを細かく設定できるので、おそらく長く活用できるのではないかと思っています。長男の方が計算慣れしているので、競争すると負けることもあります(それでよいのです)。

Ninimaths 暗算アプリ

Ninimaths 暗算アプリ

  • Ninicode
  • 教育
  • 無料

apps.apple.com

 

 

初めての面談【4年8月時点】

7月の終わりに、早稲田アカデミーでの初めての面談がありました。対応してくれたのは、入塾前から最も話をしているA先生で、長男は”授業が一番わかりやすい”と言っています。

冒頭から”最初は捉えどころのわかり難い子だなと思ったのですが…”と切り出しながら、続けられた長男像はまさしくまさしくで、さすがプロはすごい!!と思ったのでした。1ヶ月強でここまで的確に把握いただき、親としては感謝しかありません。*1

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事前にお聞きしたいことをまとめたレジュメを2枚持参して、1枚を先生の前において面談を進めたところ、話しながらお返事をメモして下さり、最後に返してくれました。お聞きしたのは下記についてです。

1.授業中の様子と先生の印象

2.4年生のうちに目指すこと

3.家庭学習の進め方

 1)現在

 2)8月終わりまでに目指したいが、おそらく全部は無理なので、優先すべき事項

 3)(夏期講習のテキストとともに配布された)確認テストを行う時期

 4)9月以降の家庭学習

4.相談したいこと

 1)ノートの取り方

 2)勉強時間

 

…どう考えても15分間では終わらないボリュームだな〜と思っていましたが、幸いなことに先生に余裕がある時間帯だったので、1時間ちかくも面談していただきました。スッキリ〜(笑)

8月半ば近くなり、面談で確認した”8月終わりまでに終わらせたいこと”は3分の1程度を終えられています。学校と夏期講習を受けながら、長男はよくがんばっています。

"(準備をして受けた)カリキュラムテストの成績ならすぐにでもクラスアップですが、組分テストをみると、テストでやる気が出難いお子さんですよね〜”と言われて、”それな!”と内心で相槌を打った伴走母なのでした(もちろん音声としてはきちんと大人な応答をしました)。

今後のKPIも確認できたので、”注意・指示・小言・否定的な言葉をかけない”ことを基本行動指針として伴走母の試行錯誤はまだまだ続きます。

 

↓本人が”重かった〜”と持ち帰りました。個人的には声の教育社の学校案内が見やすいです。

2021中学入試案内

2021中学入試案内

  • 発売日: 2020/06/27
  • メディア: 単行本
 

 

首都圏版 中学受験案内 2021年度用

首都圏版 中学受験案内 2021年度用

 

 

*1:仕事で出逢う優秀な営業さんは、こちらの言外のニーズを察したうえで提案してくれるのですが、通じるものがある先生です。なお面談が6年までない他塾の場合でも、気になることはなんでも先生に電話して相談されるのが吉です。塾の先生方は親のカウンセラーでもあります。

組分けテスト、そして夏期講習が始まった【4年7月時点】

前回書いた初のカリキュラムテストの翌週の7月18日に初の組分けテストが行われました。カリキュラムテストは早稲田アカデミーの自校舎で受験しますが、組分けテストは四谷大塚から指定される外部会場で受験します。

外部会場の模試やテストの場合、たいていは保護者の送迎が必要*1なので、弟妹がいると調整が必要になります。学校が会場の場合はその学校の説明会が開催されたり、子ども自身もアウェイで試験をうけることに慣れるので、わたしは外部会場試験はキライではありません。なおSAPIXでは、6年になるまでは外部会場試験はないはずです。

組分けテストの範囲は予習シリーズ16〜19回でしたが、まともに授業を受けたのは18回以降なので、結果は問わず。本人希望で直前に勉強した社会は点数もとれていたので、カリキュラムテストに続いて勉強すればきちんと成果に反映することはわかりました。記録のために書いておくと、得点率の高い順に、社会、算数、国語、理科でした。

そして今週からは夏期講習が開始しました。自校舎の先生が在籍生徒の所属小学校の夏休み予定を全部調べて組んだという日程は、先生方の苦慮と配慮が感じられます。短期間に集中していないので、むしろ復習や家庭学習に取り組みやすいのではないかな、と思います。

夏期講習では一学期の総復習となるテキスト(算数、国語、理科社会の3冊)、単元テストのような冊子(4冊)、宿題用の毎日取り組む”夏の課題”(算数、理科、社会の3冊)が配布されました。それぞれ冊子になっていること、解説があること、解説を読んでもわからない問題は予習シリーズに戻れるのがありがたいです。そもそも夏期講習で総復習をしてもらえることが、今年は特に助かります。

 

ところで長男に、"8月の終わりまでになにを取り組んだらよいと思う?"と尋ねたところ、"理科の星座と国語の漢字"との返答。きちんと苦手を把握していることに感心しました。具体的な内容について話し合い、星座は星座パズルとスタディサプリ再登場、漢字は"漢字とことば"上巻を仕上げることになりました。

夏期講習の内容をきちんと復習し、定着していくことと、星座と漢字をこの夏の目標にしたいと思います。さて、どこまでできるでしょうか。

勉強に対する主体性を育成することが基本スタンスですが、たまにもどかしくなる伴走母の試行錯誤はまだまだ続きます。

 

 ↓相変わらずぼくらシリーズを読んでいます

ぼくらの学校戦争 (角川つばさ文庫)

ぼくらの学校戦争 (角川つばさ文庫)

  • 作者:宗田 理
  • 発売日: 2011/03/15
  • メディア: 単行本
 

 

*1:実は転塾するまで組分けテストが外部会場であることを見落としており、送迎のためにテストの土曜日には休みを確保しなくてはいけないことに気がついたのでした。高学年になると塾の友だちと行くようになり、送迎は不要になることが多いので期待したいです。

4科目テストデビュー【4年7月時点】

7月11日にカリキュラムテストがあり、長男にとって4科目テストの実質デビューとなりました。*1

カリキュラムテストというのは早稲田アカデミー4年にてほぼ隔週で行われる単元確認テストのことで、組分けに反映するわけでもなく、本人の理解度を確認することが目的である、と理解しています。

実は3年でSAPIXに通塾を開始して以来、ほとんど試験対策ということをしてきませんでした。毎日基礎トレは欠かさず、毎週の宿題だけはきちんと取り組んでいましたが、マンスリーテストや組分けテストのための試験勉強というのは、漢字練習くらいで基本的に実力勝負でテストに挑んできました。4年次になり、そのことの限界を感じつつあったので、いずれにせよ7月の組分けテストからは試験対策をする予定でいました。

初の4科目テストを前にスッピンで勝負して真実の理解度をはかるか、テストを機会に復習をするか少し悩んで、後者を選びました。限られた時間のなかなので、国語は漢字と知識、算数は最低限のとき直し、社会と理科は暗記項目の確認程度に限定して復習を行ってみました。

 

結論としては、やはり試験対策は行うのが正解。← 当たり前すぎるほどの当たり前。

試験対策を行ったことは結果にも反映したので、長男本人も手応えを感じられたようでした。

隔週のカリキュラムテスト、5週間に一回(4週分の単元)の組分けテストはちょうどよい復習のタイミングなので、試験対策を通して知識の定着をはかってもらいたいです。

***

早稲田アカデミーのテストの結果は四谷大塚のマイページに掲載されるのですが、週報という形式で正答率や得点ごとの偏差値、順位等が掲載されています。レベル(クラスごとC/B/Aにわかれるテストコース) ごとのテストなのは、少なくとも親の精神衛生上は気が楽です。

…といいつつ、カリキュラムテストは本来は満点狙うべきテストなのかな?と思った伴走母の試行錯誤はまだまだ続きます。

 

 ↓最近長男がぼくらシリーズにはまっており、毎週2冊ずつ購入してます。

ぼくらの七日間戦争 (角川つばさ文庫)

ぼくらの七日間戦争 (角川つばさ文庫)

  • 作者:宗田 理
  • 発売日: 2009/03/03
  • メディア: 単行本
 

*1:SAPIXの3月確認テスト、4月マンスリーテストも4科目でしたが、コロナ禍の休講期間中で自宅試験でした。